トランクルームの内見で見る7ヶ所|部屋の広さより先に、車から部屋までを歩く

トランクルームの内見で見る7ヶ所 トランクルーム

これからトランクルームを契約する人に向けて、内見で見ておく場所を7つに絞りました。

部屋の中は数分で見終わります。見るべきなのは、車を降りてから荷物を置くまでの道のりと、水と湿気の跡です。

迷ったら、毎月ここへ荷物を取りに来る自分を想像してください。それが面倒に感じるなら、多少安くても選ばないほうがいいです。

部屋の中だけ見て決めると、何が起きるか

トランクルームの内見で多いのは、収納スペースの広さだけを確かめて契約してしまうことです。広さは足りていても、そこまで荷物が届かなければ意味がありません。

建物の入口が狭い。廊下の曲がり角でタンスが回らない。エレベーターがなく、階段しかない。エレベーターはあっても、冷蔵庫が入らない。どれも、部屋の中を見ているだけでは分かりません。

もう一つは季節です。内見の日が春や秋だと、夏の暑さや梅雨の湿気には気付けません。空調や換気の具合によって、夏場は室温も湿度もかなり上がります。書類、衣類、革製品、木の家具、家電を長く預けるなら、入るかどうかだけでなく、その荷物をその環境に置いて大丈夫かまで見ておく必要があります。

広さそのものの決め方は、トランクルームの広さの決め方に書きました。この記事では、広さが決まった後に現地で確かめることを書きます。

車を降りるところから、7ヶ所を順に見る

内見では、部屋に直行しないでください。車を止める場所から部屋の奥まで、荷物を運ぶつもりで一度歩きます。見る順番もその道のりどおりです。

  1. 車を止める場所と建物の周り:一時的に車を止めて荷物を下ろせるか。入口までの距離はどれくらいか。雨の日に荷物を濡らさずに運べるか。大雨のときに水が集まりそうな低い場所に建っていないか。
  2. 建物の入口:扉の幅と高さ、入口の段差。台車がそのまま通れるか。
  3. エレベーター:扉の幅だけでなく、中の奥行きと高さも見ます。長い荷物は、中で斜めに立てられるかが分かれ目です。
  4. 廊下と曲がり角:家具は幅が通っても、角で回せなければ進めません。角の手前と先の通路幅を見ます。
  5. 個室の扉:扉を開けたときの実際の開口部の幅と高さ。扉の厚みや取っ手の分だけ、思ったより狭くなります。
  6. 床と壁際:水が入ったようなシミや跡がないか。壁際に結露やカビの跡がないか。ここは倉庫の人間が真っ先に見る場所です。
  7. 天井と換気:天井に雨漏りの跡がないか。換気口があるか。空調があるなら、一日中動いているのか、時間帯で止まるのか。

6と7は、一般の人がまず見ない場所です。部屋の広さや明るさに目が行って、足元と頭の上は素通りしがちです。でも荷物を傷める原因は、たいてい下から来る水と、上から来る水と、こもった湿気です。

屋外のコンテナを考えている人は、結露や虫の話を屋外コンテナで本当に起きることにまとめているので、あわせて読んでください。

測るのは5ヶ所、荷物の寸法は家で測っていく

大きな家具や家電を入れるなら、メジャーを持っていきます。測るのは次の5ヶ所です。

  • 建物の入口
  • エレベーターの扉
  • エレベーターの中
  • 廊下
  • 個室の扉

何センチあれば大丈夫、という一律の答えはありません。施設によって違いすぎるからです。基準になるのは、あなたの荷物の幅と高さです。家を出る前に一番大きい荷物を測っておき、5ヶ所すべてで、その寸法に手を添えられるくらいの余裕があるかを見ます。

家具を立てて運ぶなら、幅や高さだけでなく対角線の長さも測ってください。角を曲がるときや、エレベーターの中で立てるときに効いてくるのは、この対角線の長さです。

内見の時間と、受付で聞いておくこと

内見の時間は、15分から30分を見ておけば足ります。部屋を見るだけなら数分で終わりますが、駐車場所から部屋までの道のりと建物の周りまで見ると、それくらいかかります。

受付や管理会社には、次のことを聞いておきます。

  • 空調と換気は、何時から何時まで動いているか
  • 荷物の出し入れができる時間帯
  • 台車を借りられるか
  • 防犯カメラや入退館の管理があるか

温度や湿度は、施設によって差が大きく、季節でも変わります。何度なら大丈夫と決めるより、空調と換気の設備があるか、それがどう管理されているかを確かめるほうが確実です。

ここはやめておく、と判断する3つのサイン

内見で次のどれかに当たったら、料金が安くても見送ります。

  1. 水濡れやカビを疑う跡がある。床のシミ、壁際の黒ずみ、天井の輪じみです。一度でも水が入った場所は、また入ります。
  2. 搬入が極端にしづらい。大きな荷物があるのに階段しかない、通路が狭くて台車が使えない、といった場所です。
  3. 共用部分の管理が行き届いていない。廊下に物が置きっぱなし、切れた照明がそのまま、掃除がされていない。人の目が届いていない建物は、目に見えない所も同じです。

トランクルームは、契約した日よりも、その後に何か月、何年と通う日のほうがずっと長い場所です。毎回の出し入れが面倒な施設は、使ううちに確実にストレスになります。月に数百円安いだけなら、通いやすいほうを選んでください!

契約の前に、もう一度だけ歩く

候補が決まったら、契約の前にもう一度、車から部屋までを荷物を運ぶつもりで歩いてみてください。1回目では気付かなかったことが、2回目でよく見えます。

施設の選び方全体の考え方はトランクルームの選び方に、借りた後の荷物の詰め方はトランクルームの荷物の積み方に書いています。内見で見た部屋の形に合わせて、詰め方も考えておくと、搬入の日が楽になります。

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